設計・監理・施工〈責任施工体制含む〉を伴う基本的な流れの例を示します。
設計、監理、相談、コンサルティング等は別途表示する予定ですが、ご相談下さい。
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要望事項 | 騒音対策、 近隣問題、 隣戸対策、 使い勝手の不具合、 空間の音響対策、 音空間の多目的化 |
⇒ コンサルティングも含み、問題となる点は何かを検討し、より良い方向性を提案します。
⇒ 問合せ、要望事項等が記入できる基本フォーマットをご利用下さい。 お問合せフォーム
⇒ 質量則という見地から、空間の構造、その剛性によっては対応出来ない事もあります。
![]() 現場調査 ヒアリング |
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調査事項 | 近隣関係調査、暗騒音の状況確認、構造体及び階数の確 認、設備(空調換気、給排水、ガス、電気、照明、電気音響 、舞台機構、他)関連の調査、使用目的、発生音源の確認 、備付図面の閲覧・コピー、各種法令上の検討、その他 |
⇒ 直接に影響を受ける近隣或いは隣戸(上下階を含む)との関係、計画場所の暗騒音(車、電車
等の交通騒音や振動も含む)の高低による発生音源のマスキング効果を考えた基本計画をた
てます。
⇒ 暗騒音、音源、影響部分の遮音性能、対象空間の音場を必要により測定し、基本計画の条件設
定をします。
⇒ 対象建築物の建築仕様、構造及びその剛性の程度も重要な検討事項で、その他必要に応じ多
くの調査項目により基本計画をします。
![]() 基本計画 提案 |
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計画条件 | 前出の要望事項、調査事項を与条件として基本計画、概算 金額の算定、資料の作成、基本計画提案説明、工事所要 日数の検討 |
⇒ 防音が必要な場合 → T,Uで与えられた条件及び空間の使用目的(楽器であればその周波
数特性及び音圧、固体伝播の発生、電気増幅系、その他)(電気音響の必要な空間では音響
器類の把握と確認)によること、近隣との関係、暗騒音の状況により必要遮音度の
設定をします。 測定を伴わない簡易防音や部分防音では、責任施工の設定ができかねます。
⇒ 音場調整及び改善が必要な場合 → 対象空間の建築仕様、構造による状況の把握をし、必要
に応じて事前測定を行い、使用目的による平均吸音率を目標とし、吸音性、拡散性、散乱体の
配置等、反射面とのバランスにより音響障害を防ぎ、目的に合せた基本仕様を計画します。
⇒ 防音及び音場改善が必要な場合 → 上記を複合的に用い計画します。
⇒ 新築他の提案 → レイアウト、室形状の検討から、設備も含み適切な計画をし提案します。
⇒ 設備関連で空調を例にしますとNC値の問題、舞台照明の熱負荷、舞台機構との関係でも問題
があります。 なくてはならない諸設備とその取合い調整は重要な検討事項になります。
⇒ 概算金額の算定 → 現段階で把握できる内容は、出来る限り概算見積りに反映し予算金額と
してまとめます。 不明な点については別途項目として計上します。
![]() 実施設計 契約 |
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設計・契約 | 決定事項を基に実施設計、設備関連その他業種と取合 い調整、実施見積り額算出、実施設計内容説明、発注金 額決定、契約締結発注、工期及び着工予定の調整 |
⇒ 防音仕様 → Vの決定事項及び設定した必要遮音度による実施設計をします。
⇒ 音場仕様 → Vの決定事項及び目標とした平均吸音率の確保、拡散性、散乱体の配置等を
検討し、実施設計をします。
⇒ 防音及び音場仕様 → 上記を複合的に用い拡散性、散乱体の配置等加え実施設計をします。
⇒ 新築他の提案 → レイアウト、室形状を基に、設備関連の諸問題も加味した実施設計です。
⇒ 実施見積り金額の算出〜契約 → 設備その他で別途項目があれば工事区分を明確にし、不
明点は別途項目として計上し、実施設計による見積り作成をします。 設計内容の確認後、発
注金額決定から契約、発注の流れになります。
![]() 着工から 完成引渡し |
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設計・監理 工事管理 |
作業工程管理及び安全管理、設備関連その他別途業者 との取合い調整、必要に応じ中間測定の実施、変更事項 監理、工事記録作成、試運転・調整、完成測定の実施及 び報告、取扱説明、引渡し |
⇒ 遮音性能を指定〈責任施工〉 → 完成時に測定をし報告します。 必要により施工途中で遮音
測定をし、確認して工事を進め、指定性能を確保します。
⇒ 音場性能を指定〈責任施工〉 → 完成時に測定をし報告します。 最終的にチューニング工事も
行い指定性能を確保します。
⇒ 作業時の工程や取合いについては設備関連その他別途業者と調整をしながら工事を進め、工
事範囲内の設備関連工事は試運転調整で機能確認をし引渡しをします。
⇒ 取扱説明後、舞台照明、機構、電気音響等でトレーニング期間が必要な場合もあります。
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